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第43回技術討論会(2008年)および製品紹介展示
[講演ならびに出展募集] 「静電気を利用した粒子技術の新展開―粒子の荷電・除電から帯電粒子の特性評価,運動制御,計測まで―」 共催:粉体工学会・(社)日本粉体工業技術協会 協賛(予定):静電気学会・日本画像学会・日本エアロゾル学会 ■日時:2008年6月10日(火),11日(水) ■会場:アルカディア市ヶ谷(私学会館)東京都千代田区九段北4-2-25 固体粒子や液滴の荷電は,電気集塵をはじめとして,気相分散系の粒子ハンドリングに広く利用されています。また,帯電粒子の応用が産業と直結している例として,電子写真,静電粉体塗装などが挙げられます。静電気は,物体表面への電荷の保持に関係するので,物体を小さくするほど比表面積は大きくなり,その影響は強く現れます。微粒子の帯電機構の解明は,応用技術を発展させる上で最重要課題であり,電子やイオンの移動,物質固有の性質,外部電界の影響など,関係する因子が多く,実験,理論検討,シミュレーションなど多面的なアプローチが必要です。 帯電量を制御するには,荷電と同時に除電も考えなければなりません。帯電量の制御法として,接触帯電とコロナ帯電がありますが,それらを併用する応用技術も開発されています。帯電粒子に働く静電気力を利用して粒子の運動を制御する場合,固体との接触時に働くファンデルワールス力や液架橋力などの付着力も考慮しなければなりません。帯電粒子を集合体として捉えて,その挙動を制御するには流動性も重要です。気相分散系での粒子の運動制御では,直流あるいは交流電圧を印加して時間的および空間的電界制御を行う必要があります。 これらの観点から,本技術討論会では,(1) 粒子の荷電と除電のメカニズムおよび粒子の表面特性と帯電量の制御,(2) 帯電粒子の付着および運動に関係する粉体特性とキャラクタリゼーション,(3) 帯電粒子の集合体の挙動および応用技術,(4) 気相分散系での帯電粒子の運動制御とハンドリング,(5) 粒子の帯電量および静電気の計測技術および静電気を利用した各種粉体計測への応用,(6) その他,帯電粒子全般および関連する周辺技術について議論を行います。静電気を利用した粒子技術をメインテーマとし,その基礎から応用まで,広く議論を行っていきますので,帯電粒子に関する技術の方向性を検討し,新たな応用技術を考案する上で,非常に重要な場となるでしょう。特別講演,一般講演(15~20分)の他に,機器展示,カタログ展示に伴う製品紹介講演(3~5分)の場も設けますので,奮ってご参加ください。 なお,本討論会で発表する内容は,講演要旨集に掲載されますが(一般講演2ページ),同月(2008年6号)に発行される粉体工学会誌の技術討論会特集に掲載を希望される場合,その内容がそのまま講演要旨集に掲載されますので,新たに要旨を作成する必要はありません。論文,技術資料など,特集号への投稿を多数お待ちしております(投稿原稿は粉体工学会の規定に従って,審査が行われます)。 詳しくは,粉体工学会ウェッブサイトの以下のページをご参照下さい: http://www.iijnet.or.jp/SPTJ/gitou.htm ■申込締切が2007年9月25日(火)(粉体工学会誌(2008年6月特集号)に掲載希望の場合)と若干早い設定になっておりますので,ご注意下さい。 ■2008年度第1回(通算第9回)粒子帯電制御グループ会は当技術討論会として開催されます。
by powder-group
| 2008-06-10 09:00
| 粒子帯電制御研究会
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