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2014年度 第2回(通算第24回)粒子帯電制御研究会
本年度第2回(通算第24回)粒子帯電制御研究会を以下のとおり開催いたします。今回は,粒子の静電付着力を本気で考えてみようという企画です。産官学から多数のご参加をお待ちしております。 ■後援:日本粉体工業技術協会・静電気利用技術分科会 ■日時:2014年 7月30日(水)13:10~17:00 ■場所:同志社大学東京オフィスセミナー室 (場所が変わりました。「東京」駅八重洲南口から徒歩6分) 〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階 TEL 03-6228-7260 地図:http://tokyo-office.doshisha.ac.jp/access/map.html ■参加費:2000円(大学および公立研究機関は1000円,学生は無料) ※当日 会場にてお支払い願います。 ■講演会
「帯電粒子に作用する力」 電子写真,電気集塵,静電粉体塗装などの技術は粒子に帯電を施し,その挙動を電界により制御することにより成立している。そのため,帯電粒子に作用する力は重要である。本講演では粒子に作用する力の基礎を解説する。はじめに,帯電の有無にかかわらず作用する力としてファン・デル・ワールス力,液架橋力を説明する。続いて,帯電した粒子に作用する力として,電界による力,電気影像力,グレーディエント力,配向力,数珠玉形成力などについて述べる。そして最後に,帯電粒子の付着力に関して従来から指摘されている実験と理論の食い違いを紹介する。 「SPM計測と電界シミュレーションによるトナー付着力の解明」 SPMによる電位計測,電荷分布逆推定,3次元電界計算を連携させることで,トナー静電付着力を推定する技術を確立したので報告する。近年,SPMによってトナー表面の局所的な帯電分布が得られている。SPMによるトナー表面電位計測からトナー全体の電荷分布を予測し,電界計算を行うことで,トナーと基板(接地電極)間の静電付着力を予測する。さらに計測結果を模擬した電荷分布を人工的に作成し,付着力を計算することで,静電付着力の解明を試みたので報告する。 「静電気付着に於ける空間電荷効果の影響」 粒子と壁面の付着力を評価する際に鏡像力を用いることは標準的であるが,これは実際には壁面境界条件を満たす誘導電荷と粒子電荷との相互作用を求めている。他方,着目粒子以外に(後方に)他の既帯電粒子群が存在する場合には,この電荷雲に起因する電場も着目粒子への外部電場として働くことになる。この取り扱いについて概観する。 「電界中の接触帯電を考慮した静電付着力」 高分子帯電微粒子(トナー)を金属壁に付着させたのち,電界中で粒子の付着強度を測定する方法を紹介する。本法は,付着強度の平均値だけではなく分布も測定できる。また,測定結果に基づいて,電界中で働くクーロン力と接触帯電を考慮した電気影像力の影響を比較する。 ■代表:松坂修二,副代表:松山達,幹事:白川善幸,綿野哲 ■参加の申し込み(連絡先):松坂 e-mail: matsu@cheme.kyoto-u.ac.jp 通算第24回粒子帯電制御研究会申し込み 1.名前: 2.所属: 3.連絡用メールアドレス:(複数名でのお申し込みの場合,全員のメールアドレス) 4.交流会 「出席・欠席」のいずれかを記入
by Powder-group
| 2014-07-30 13:10
| 粒子帯電制御研究会
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